今日ここで幸せになる!マインドフルなスマイルトレーニング 3分間講座
元気いっぱい、幸せいっぱいの笑顔は魅力的ですね。裏表のない全力の笑顔はまさにマインドフルな(心いっぱいの)笑顔そのものです。赤ちゃんは100%の笑顔を見せてくれますね。我々は長く生きている間にマインドフルな笑顔を失いかけているようです。1日に何回も何十回も笑う赤ちゃんは幸せそのものですし、周りを幸せにさせてくれますね。笑顔のトレーニングで体から幸せを作って、心からの幸せを取り戻すようにしてみましょう。
はじめに
体の幸せから、心の幸せを取り戻す実践禅!マインドフルネスアプローチ
元気いっぱい、幸せいっぱいの笑顔は魅力的ですね。裏表のない全力の笑顔はまさにマインドフルな(心いっぱいの)笑顔そのものです。赤ちゃんは100%の笑顔を見せてくれますね。何のトレーニングも受けていないのに!我々は長く生きている間にマインドフルな笑顔を失いかけているようです。
幸せだから笑うのかという一般的な理解に対して、笑うから幸せなのではという考え方があります。体と心のつながりのなかで、身体性を重視した考え方とも取れますし、物質と精神という関係性のなかで精神は物質的なもの、言ってみれば金銭の充実と必ずしも連関しないという前提に立った考え方ともいうことができます。禅では、今・ここで自分が仏になることを重視します。仏さまはそうじて笑顔ないし微笑をたずさえていますね。仏さまの知恵や所業はまねできなくとも、身体的模倣、笑顔くらいは作れるのではないでしょうか。
マインドフルな笑顔!仏さまもだいたい笑っている
写真は私の好きな円空仏ですが、すべてではないですが、笑っている仏像が多いですね。人の理想の姿として仏師は仏さまを作っていますから、仏像を見習うことは不遜なことでも忌避すべきことでもなく、大いに勧奨されることではないかと思います。逆に遠く実現困難な理想像として仏像に手を合わせて思考が停止してしまっては、本来の仏道とはいえません。今・ここであなたがあるべきが仏であり、それができるといっているのが禅の本懐です。マインドフルネスとはすっかりそのことだけをやり切るという意味です。マインドフルなスマイルとは、まったく裏のない、いわゆる屈託のない笑顔、ただ嬉しいという笑顔のことです。マインドレスの笑顔は、何か気になっていることがあったり、何か打算や裏の魂胆を感じさせる笑顔ということになります。100%、全力の笑顔で100%の幸せを感じてみてください。素晴らしいことに100%の幸せな笑顔は、人を幸せにするというオマケがついてきますよ。
実践:ステップ1
15秒のリフレッシュメント、笑顔トレーニングですが、今回は割りばしを使うので、人がいるところでは難しいので、自室でお試しください。参考にさせていただいただ動画のなかで山神アリシア氏いわく、お風呂で毎日やったとのことです。
割りばしを使った笑顔トレーニング
使う道具は割りばし一本、コストパフォーマンス絶大です。
前歯ではさんで、くちびるを箸につけないようにします。
頬壁が見えるくらい口角を上げます。私は笑いなれていないので、頬の内側の筋肉に負荷と疲れを感じました。
口だけでなく、目と肩も重要
ココが重要1:目で笑う
よく言われるように、目が笑っていないという状態は実際楽しくないですし、周囲にもいい印象を与えませんね。口元が隠れた状態でも目だけで笑顔を伝えられるくらい目で笑えるといいようです。
ココが重要2:肩のリラックス、いわば体で笑うということ
目で笑うことだけでなく、肩のリラックスやの大切さも語っています。肩のリラックスはさらっとだけ触れていますが、個人的には結構重要な部分な気がします。顔が笑っていても、肩に力が入っていたら不気味ですよね。笑顔は顔のリラックスですが、身体のリラックスも必要で、肩の力を抜くには、丹田に体の重心を置いてバランスを取る必要があります。
体だけでなくココロで笑う
つまり、心から笑うということ。すなわち幸せな気持ちになるということ。これを外的な要因による結果とせずに、自分がなりたいときにできる点が、いわば”笑顔で幸せ法”の素晴らしいですね。幸せになるには、笑顔になればよく、笑顔はどんなときでも誰でもなれるわけですから。
コツ1:楽しいことを覚えておく
笑顔になれる出来事を日ごろ心に止めて覚えておくようにしているそうです。そうして思い出して笑顔になる。努力あっての笑顔、心がけあっての幸せということですね。つまり、日ごろから小さな幸せ探しをしているということですね。小さな幸せをかき集めて、幸せ貯金を作っておきましょう。
何かを思い出さなくても、その場を楽しめればいいという、よりベターな考え方も披露してくれています。禅語を一つ引用するなら、「当処即ち蓮華国 この身すなわち仏なり」といったところでしょうか。どこにも行かずともこの場所が天国であり理想の地であり、自分自身が仏であるという意味です。“今ここで”幸せになればよいのです。今ここを楽しめればいいわけです。
コツ2:その場を楽しむ
自分を笑ってしまえばいいというこれもイイですね。いつも自分というのがいますし、常に完璧ではないわけですから、隙だらけで短所に溢れる自分を笑ってしまえばいいわです。
コツ3:自分を笑う
さらに素晴らしいのは他者を巻き込むという視点ですね。人にも幸せを巻き込んでいく、感染性のある笑顔はいいですね。感染したいですし、感染させらるというですね。ますます当処即ち蓮華国です。
結果:周囲を巻き込むスマイルへ
内発的に自らが笑顔になって、幸せになって、他者の外発的幸せ要因になる。仏さまです。
実践:ステップ2
笑いながらイライラしない、そもそもできないし
逆に安らかな面持ちでありながら、イライラしたり、恨みにかられたりするのは難しいものです。写真の円空仏を見て思い悩んでいる内面や、ストレスを抱えている様子は感じられません。もしそうだとしたら怖いですが、そうであったとしてもこういう微笑で精神的負荷を身体的弛緩でバランスを保っているなら、それはそれで素晴らしい自己コントロール力でよね。
今すぐ、5秒以内に実践してみる
仏さまは遠い過去の人物ではありません。幸せは遠い将来に実現するものでもありません。今、ここであなた実現するものです。一切の気兼ねなく、大いに笑ってしまいましょう。今すぎ、5秒以内です。10秒は続けてこう思いましょう、「幸せかも」。
細かいことを忘れてしまおう!
何だか愉快な気持ちになってきたら、成功です。外に出て、人を感染させに行きましょう笑
虚空咲点頭(こくうわらっててんとうす、空が大笑い腹を抱えて笑い転げている)
禅語ですが、空を見上げれば、空が大笑いをしているという意味です。小さなことで悩んでいた自分を笑っているようにも思えますし、クヨクヨ・イライラしている人の視点を広げるように大きく笑顔を作ってくれているようにも思えます。いずれにしても晴天、めでたい日です。何はなくともです。今、健やかな気持ちで空を見上げて笑えたなら、今日は満点の幸せの日と言えるでしょう。
まとめにかえて
山神アリシアさんの笑顔トレーニング、そのフィジカルなトレーニングから、精神的活動まで非常に参考になりましたね。彼女のように大きく笑顔でなくとも、仏さまのように心持ちを身体から実現し、周囲や自然と調和して生きていけるといいですよね。
参考・出典:
Alicia Yamagami 山神アリシア: