簡単手作り手芸:ハンドメイドアクセサリーを作ったら売れました
パンデミックが起こってからしばらく経ちますが、あなたはこれを機にスタートされた趣味などはありますか?
私は、このパンデミックで、新たに手作り手芸を始め、販売するということにチャレンジしたのですが、これが大きなきっかけとなって、今ではイベント出店をするほどになりました。
“それって、元々経験があったからできたんじゃないの?”、“私は手先が器用ではないからできそうにない”という声も聞こえてきそうですが、私は全くの初心者です。
初心者でも、“楽しいな!”と思いながら作っていたら、売れたのです!
そこで、この記事では、手作り手芸初心者である私がどのようなきっかけで今の活動に至ったのか、また、手作り手芸に挑戦してみたいという方向けに、これさえ押さえておけば誰でも簡単にスタートできるといったスキル部分をお伝えします。
執筆者:籠田清香
26歳で乳がんの誤診を受けたことをきっかけに瞑想や精神世界の話に出会う。
また長年、会社員として一般的な生活を送ろうとしてきたが私には無理だということに気づく。
昨今のパンデミックを大きなきっかけに、現在はハンドメイドアクセサリーの制作を始め、WEBライターやYouTube発信など様々な発信媒体を通して、人々が生きやすくなるための情報を発信している。
簡単手作り手芸のきっかけはパンデミックだった!
私は元々、不動産関係の営業の仕事をしておりました。当時、転職したばかりでこれからがんばっていこうと思っている矢先に、世界的なパンデミックが起こりました。
来客状況はみるみる落ち込み、社員の半数が段階的に休業を強いられることになりました。
そして、私の元にも休業通達がなされました。
収入源に対する焦りもありましたが、それと同時に「時間ができたから、新しいことにチャレンジしてみよう!」と思い、そこで思い立ったのが、アクセサリー作りでした。
この時点で私は全くの素人だったので、どのような道具が必要なのか、どのようにして作るのか、などの知識が全くなく、ネットで調べることにしました。
楽しそう!と思えるものを作る。アクセサリーを作ってみよう
アクセサリーを作ってみよう!と思ったら、次にすることは道具やパーツを揃えることなのですが、パーツはいろいろなものがありすぎて、何から買えばいいか分からないと思うので、“何を作ってみたいのか”ということを明確にしましょう。
初心者が始めるときに心持ち
さて、初めててつづに挑戦することは決めたけど、どのような道具やパーツを買ったらいいか分からない、どのように見つけたらいいか分からないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
何からしたらいいか分からないという方は、以下のような考え方を参考にされてみてください。
アクセサリーが好きな方であれば、アクセサリー雑貨屋さんなどをみているときに“こんなデザインのものがあったらいいな”と思うことはないでしょうか?
自分が欲しいなと思う物を作ると楽しさが倍増します!
ハンドメイドアクセサリーを作るときには、そのように“あったらいいな”と思うものを作ると、アイディアが湧いてきますし、楽しく作ることができます。
“あったらいいな”、“こんなのが欲しいな”、などというものがイメージできたら、あとはそれに必要なパーツを書き出して、購入していきます。
初めての手作り手芸で必要な道具
最初に道具を揃える時って、何から買ったらいいか、分からないですよね?
そのような時は、ハンドメイドを始めるのに必要な基本の道具が揃っているスターターキットを買ってみるのがおすすめです。
スターターキットの中身で一通り揃えたら、あなたが作ってみたいアクセサリーに必要な道具を買い足すのがいいでしょう。
スターターキットに含まれている道具例
それでは、スターターキットにはどのような道具が含まれているかをご紹介します。
・平ヤットコ×2本
・ヤットコ×1本
・ニッパー×1本
・目打ち ×1ヶ
・ゴム台 ×1ヶ
・ビーズトレイ(又はマット)×1枚
・三角トレー×5枚
他に、あると良い道具類は、
・ピンセット×1本
・接着剤×1本
・指カン×1ヶ
これらがあれば、良いでしょう。
クレイ(粘土)やレジンを使用した作品を作りたい場合は、それに必要な道具を揃えてくださいね。
これらの道具以外のパーツは、あなたが作りたいアクセサリーに必要なものを揃えてくださいね。
手作り手芸に必要な道具が買える場所
何を買えばいいかが決まったら、早速購入したいところ。
では、どこで購入したらいいのでしょうか?
手芸屋さん
まずは、手芸屋さんですね。
裁縫道具だけでなく、ハンドメイドアクセサリーに必要な物も扱っています。
ハンドメイドアクセサリーパーツ店
ハンドメイドアクセサリーのパーツや道具を専門に扱うお店もあります。お近くに、そのような店舗がある方は、足を運んでみるのもいいかもしれません。
見ているだけでも、とっても楽しく、あれもこれも欲しくなってしまい、当初買う予定だったものを買い忘れる可能性もあるので、何が必要であるかをしっかりとリストアップしてからお店に向かうのがおすすめです。
100円均一
最近の100円均一店は、なんでも揃いますね!
例に漏れず、ハンドメイドアクセサリーの制作に必要な物も揃います。
飽きてしまうかもしれないし、ずっと続けられるか分からないから初期費用をかけたくないという方には、おすすめです。
楽しさが続き、材料にもこだわりたいと思い始めるようになったら、専門店を訪ねるのもいいでしょう。
ネットショップ
近くに買えるところがない、買いに行く時間がない、という方は、ネットショップを利用するのもいいでしょう。
ちなみに私は、近くに買えるところがないというのと、パンデミック真っ只中でそもそもお店が営業していなかった時期だったので、ネットショップで購入しました。
これさえできれば、大丈夫!手作り手芸に必要なスキル
道具が揃ったら、早速作り始めてみましょう。
アクセサリーを作る中でも基本のスキルが身につけば、この先ずっと使うことができます。
ピンを丸める方法
なんと言ってもピンを丸めることは、何にでも使えるので早めに習得したいところ。
これができると、パーツとパーツをつなげることができ、あなたの好きな組み合わせでアクセサリーを作れる表現の幅が広がること間違いなしです。
<方法>
1、Tピンや9ピンをビーズに通します。
2、平ヤットコを使いながら、ピンを90度に曲げます。
(指で曲げる方もいらっしゃいますが、痛くなるので私は道具を使います。)
3、ピンをビーズから0.8mmくらいのところでカットします。
4、ヤットコを使って、綺麗な丸を作ります。
以上の簡単な手順ではありますが、コツをつかむまでは練習が必要になりますが、練習している過程も楽しいですし、綺麗な丸を作れる確率が高くなってくると、上達を感じられて楽しさが増します。
丸カンやCカンにパーツを通して閉じる
これは、とっても簡単で、方法は2つあります。
1つめは、平ヤットコを2本使う方法です。
<方法1>
1、両手に平ヤットコを1本ずつ持ちます。
2、丸カンやCカンを平ヤットコではさみ、ねじりながら開きます。
3、パーツを通したら、開いたカンを閉じて戻して完成です。
2つ目は、指カンと平ヤットコを使う方法です。
<方法2>
1、利き手と反対側に指カンをはめます。
2、平ヤットコで丸カンやCカンを持ち、指カンにはさみ、平ヤットコではさみ、ねじりながら開きます。
3、パーツを通したら、開いたカンを閉じて戻して完成です。
手作り手芸を作ったら販売してみよう
アクセサリーができたら、ご自身で楽しむのもいいですが、ネットで販売をしてみるのも楽しいですよ。
ハンドメイドやフリマサイトなど、気軽に・手軽に出品できるアプリがたくさんあります
ハンドメイド販売サイト
代表的なサイトを紹介しておきます。
手作り手芸をネットで販売するときのポイント
パッと見で興味を持ってもらえるような写真を撮ったり、アクセサリー名をつけるようにしましょう。
ストーリー性を綴る
説明文には、どのような思いで作ったのかというストーリー性を綴ったり、どんなシチュエーションでつけるといいか、などを書くといいでしょう。
物が溢れている現代で、あなたの作品を選んでもらうには、ストーリーが重要になってきます。現代の人は、ただ、その“物”を買っているのではなく、ストーリーを買っていると言われているので、重要な部分と言えるでしょう。
使うシーンを示してあげる
また、どのようなシチュエーションでつけるといいか、という部分は、営業スキルの一つで、あなたのアクセサリーを手にしたことで、そのお客さんがどのような未来を手にできるのか、ということをイメージできると購入に繋がりやすいと言われています。
金属アレルギーの方などへの配慮も忘れずに
最後に、使用したパーツの素材名を書いておくと親切です。
金属アレルギーのある方もいらっしゃいますので、説明文を見て、買えるかどうかを判断してもらいやすくなります。仮に何も買いていなかった場合、購入の検討の土台から外れてしまう可能性が大きくなるので、少しでも検討してもらえるように、買いておくようにしましょう。
売れると楽しくなるし、出店もできるようになる
自分が作った商品が売れることはとても嬉しく、次の作品を作るための意欲も湧いてきます。
また、本業のお仕事を持ってある方でも副業を推進している世の中で、新たな収入源の確保にもつながり、仕事もプライベートも充実すること間違いなしです。
売れることの楽しさを体験できると、新たなことにも挑戦したくなるかもしれません。
マルシェ出店にも挑戦
私は当初、ネット販売のみを行っておりましたが、パンデミックが落ち着き、地域のイベントも少しずつ再開されるようになった頃、マルシェに出店するということにもチャレンジしました。
ネットとは異なり、実際にお客さんの反応を見ながら商品の説明をしたり、会話を楽しむこともでき、出店にチャレンジしてよかったなと感じています。
機会があればまた出店したいと思っています。
アクセサリーを作っていると無になれる
さて、ここまでハンドメイドアクセサリーの作り方や、売れたときの楽しさなどをお伝えしましたが、ここでもう一つの魅力をお伝えします。
それは無になれる、つまり、“今、ここ”に集中することができるということです。
細かい作業をしたり、丁寧に作ろうとすると、集中力が必要になりますので、必然的に“今、ここ”に集中することができるのです。
未来は“今、ここ”の積み重ね
私たちに存在しているのは、“今、ここ”だけであり、過去や未来はそこに存在しません。
もしも、過去や未来に不安や心配を抱えている方も、“今、ここ”の意識を変えることで過去や未来をより良いものに書き換えることができます。
アクセサリー作りは、“今、この瞬間”に集中するにもとても良い手段の一つです。
まとめ
以上、初心者でも簡単に始められて、しかも新たな収入源になったり、売ることの楽しさを感じられたりする手作り手芸の始め方についてご紹介してきました。
楽しみながら作ることで、あなたの新たな世界が広がるかもしれません。
気軽に始められるので、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
意外な未来が作られていくかもしれません。