一雨潤千山(いちう せんざんんをうるおす)の意味:恵みの雨を少しでよい。恵みの雨は自分で降らせる。
一雨(いちう)、千山(せんざん)を潤す、と読みます。
日照りの続いて乾ききった山々に一雨降って、草木が生命力を取り戻す様子を現した言葉です。
もちろん、そうした情感あふれる風景を示すこの語には含意があり、ただ雨 ...
青山元不動(せいざんもとふどう)の意味:雲は流れても山はそのまま。本質は変わらない。変わらない本質を掴め。
山は動かない、という意味でどっしりとした山のイメージだけで捉えても構いませんが、それでは味のない言葉です。禅語らしく、具象的な表現の意味を考えると味わい深くなります。
読み方と含意それでは意味を探索していきまます。 ...
山呼万歳声の意味「山々に向かって繁栄を願ったことが原義」
山々が万歳三唱する禅語の世界とは(やまよぶばんざいのこえ)
山呼万歳声(山呼ぶ万歳の声)は元々は「人が山に向かって声を出している」という意味でしたが、禅の文脈では「山が万歳をしている」という擬人的な意味で捉えます。
今という ...
「東山水上行」(とうざんすいじょうこう)の意味:山が川を上っていくとは!?
一見不可解な禅語ですが、自由な禅の宗風を現す楽しい禅語です。それでは読み方からみていきましょう。
「東山水上行」の読み方東山(とうざん)水上行(すいじょうこう)が漢詩風で禅味がありますが、
または東山(とうざん ...
寂然不動(じゃくねんふどう)の意味
静かで動かないさま。山のようにどっしりと、座禅するということ。
寂然不動は、静かで動かないさまを示す言葉です。
本質を掴むのにジタバタしないことを禅では大切にします。
そのとき、禅はしばしばそれを山に ...