独坐鎮寰宇(どくざしてかんうをしずむ)
自分の世界は自分が治める、静かに。
「寰宇」という字が常用漢字でな読みづらいですが、「かんう」と読みます。
言葉の意味と、禅の文脈での考え方をみていきましょう。
出典『建中靖国続灯録』です。
『景徳伝 ...
一花開天下春(いっかひらいててんかはるなり)
心の花が世界を春にする
あなたの心次第で世界は楽しくなります。
逆に世界はあなたの面倒をみれないし、どれほどみんながあなたの世話を焼いてもあなたが幸せになれるとは限らりません。
なぜなら、あなたの世界はあなたの心 ...
「自業自得」(じごうじとく)の意味:自分でやって自分で得よう。自助と自己責任を表わす禅語
自業自得
自分の生業によって、自分で生活すること。
自分の業(わざ)で、自分で獲ること。
じごうじとく
自分で行い、自分で得ること。自分の生業によって、自分で生活すること。
自分の業(わざ)で、自分で獲ること。
自分でつかみ取るという徹底自力の宗教である禅らしい言葉。
逆に言う ...「不増不減」(ふぞうふげん)の意味:数に心を砕かない、本質は変わらないと説く
禅は文字を嫌いますが、数字も問題としません。量の大小を気にしないというある種の決意を現す禅語を深掘っていきます。
読み方と意味ふぞうふげんと読みます。
出典般若心経に出てきますね。
般若心経ではふー ...
「物外」(もつがい)の意味:物質的な豊かさを超えた境地へといざなう
読み方と意味
物外は「もつがい」と読みます。意味は物理的なものの外側という意味で、物質的な豊かさではなく精神的に充足された境地のことを言っています。つまり、端的にいえばお金で買えるもの<お金で買えないもの、ですよねという価値観を確認する ...