釣月耕雲の意味:超越的で爽快な悟りの境地
道元による禅世界表現の至高
(ちょうげつこううん)
(ちょうげつこううん)
釣月耕雲(ちょうげつこううん)と読みますが、「月を釣り雲を耕す」と訓読みしてもよいと思います。
「月を釣り雲を耕す」とは、不可解な理解し
一雨潤千山(いちう せんざんんをうるおす)の意味:恵みの雨を少しでよい。恵みの雨は自分で降らせる。
一雨(いちう)、千山(せんざん)を潤す、と読みます。
日照りの続いて乾ききった山々に一雨降って、草木が生命力を取り戻す様子を現した言葉です。
もちろん、そうした情感あふれる風景を示すこの語には含意があり、ただ雨 ...
左右逢源の意味「左右いずれも同じところから始まる」
どちらに行っても道を踏み外さない悟りの境地
(さううほうげん)
(さううほうげん)
「左右逢源」は儒教由来の悟りの境地を表わした言葉で、禅の文脈でも同じ意味で用いられます。
どうすればよいか、私とはどうあるべきか、そんな問いに答えてくれ ...
「東山水上行」(とうざんすいじょうこう)の意味:山が川を上っていくとは!?
一見不可解な禅語ですが、自由な禅の宗風を現す楽しい禅語です。それでは読み方からみていきましょう。
「東山水上行」の読み方東山(とうざん)水上行(すいじょうこう)が漢詩風で禅味がありますが、
または東山(とうざん ...
両忘(りょうぼう)の意味「物事を比べて考えるな!」
物事を比較で考えずに、本来の目的や本質から考えようという禅語
禅の世界では多用される禅語のなかでも有名な一言です。例えば、明治時代の山岡鉄舟らが結成した参禅会は、両忘会と名付けられています。
よく用いられる言葉ではあるものの ...
達磨の禅語「不識」(ふしき)の意味:「知らねーよ」。思い切って開き直ってしまおう!使い方と例文付き
不識は「ふしき」と読みます。“知らない”という意味ですが、ニュアンスとしては「しらねーよ」「興味ないよ」といった意味になります。
何について関心がないのかが重要になりますが、その鍵はこの言葉を発した達磨(ダルマ)のエピソー ...
頓悟・漸悟(とんご・ぜんご)の意味:悟りは発展段階するのか、あるいはON/OFFのようなものか
とんご・ぜんご
悟りとは、いかに得れるものか。よく知らない。頓悟は突然に、いきなり、一気に。漸悟は少しずつ、だんだんと、順を追って。
後者はぴんとこない。そのような段階を誰が描いたというのだろうか。悟りとは成長 ...