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(さいほうたんしょうにまう)
禅問答における皮相だけをみた誤回答

「彩鳳舞丹霄」は色鮮やかな鳥である鳳凰がオスメスつがいで美しい空を舞っているという、めでたい様子を謳った言葉です。

しかし、禅語としての文脈は少し異な ...

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冬の情緒が漂う禅語です。その情感を味わうだけでもよいですが、その含意を掴めれば味わいは倍増します。まずは読み方からです。

読み方

雪裏(せつり)に高節(こうせつ)を見る、と読みます。

見(あらわ)すと読んでも構い ...

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「松寿千年翠」は正月の掛物で使われます。

松は、寒い冬に緑の葉のままで強い生命力の象徴であるため、正月のめでたさを祝うにあたって用いられます。

同じく冬の緑を喜ばれて竹、また真冬に咲く梅と合わせて、松竹梅が冬、 ...

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冬空から雪がしんしんと降ってきて、竹は静かにその雪を受け止めている。雪は竹のそばにあって、ますます白く、竹は雪のそばにあってますます青い。竹は一年中その色を変えないので、不老不死のめでたいものの象徴として、松とともに禅語によく登場する ...