思無邪の意味「いけないことは考えない」

本日は「思無邪」を取り上げます。
孔子の短い言葉ですが、禅でもこの言葉は度々用いられます。
しかし、儒教と禅宗では少し解釈が異なります。
「清風匝地」(せいふうそうち)の意味:清々しい風が地をめぐる。理想的な禅の境地を示す言葉。

清風匝地(せいふうそうち)
清風(せいふう)地を匝(めぐ)る
解説清風匝地は同じ意味で、清風満地という言い方もあるので、匝地の部分は「至るところにある」という意味になります。清風は、禅の大好きな表現で、 ...
「洗心」(せんしん)とは:心の汚れとは何か、心を洗う作業とは何かを考える

せんしん、心を洗う。
とてもいい言葉の響きがありますが、ただの言葉で終わってしまってはもったいないです。逆に心の汚れとは何かを考えたり、どうやって洗うのかを考えることで実践に繋げます。
心の汚れとは感情のことか...
「下載清風」(あさいせいふう)の意味:すべて捨てて爽やかに生きようという禅語

あさいせいふう、と読みます。
「捨ててしまえば、清風が感じられる」という意味です。
原文では原文では湖の底に捨ててしまったとなっています。そうすると、清風が感じられて誰かに分けてやりたいくらいだという一句です。 ...
「澗水松風悉説法」(かんすいしょうふう、ことごとくほうをとく):五感で平穏を感じよう

難しい7文字の禅語ですが、分解して読めば意味は簡単に理解できます。
読み方と意味読み方澗水(かんすい)松風(しょうふう)悉(ことごと)く、法(ほう)を説(と)く
意味澗水は谷川の流れ、松林にうちつける風です。
「穆如清風」(ぼくとして、せいふうのごとし)の意味:なごやかに、風のように

穆(ぼく)として清風のごとし、です。
出典「詩経―大雅・烝じょう民みん」の詩の一節からです。
意味穆は「慎む。やわらぐ。和やか。むつまじい。静か。美しい。」
すなわち、意味としては
「赤洒々」(しゃくしゃしゃ)の意味:ありのままの姿を大切にする禅語

禅語「赤洒々」の意味と使い方、そして実践について解説していきます。
読み方と意味赤洒々は、しゃくしゃしゃと読みます。漢字を分かいすると意味が分かります。
赤
まじりけがない。ありのまま。
莫妄想の意味「妄想することなかれ!」

(まくもうぞう)
莫妄想、妄想は意味が分かりますが、莫が漢語に慣れていない人でないと直感的に理解できません。
そのため、意味はも ...
柳緑花紅の意味「それぞれがそれぞれらしく」

(りゅうりょくかこう)
(やなぎはみどり はなはくれない)
禅語「柳緑花紅」の解説記事です。「柳はみどり、花はくれない」と読みことで「それぞれがそれぞれらしく」という意味が取り ...
禅語「如是」(にょぜ)の意味:かくのごとし、このとおり。そのまま、ありのままに。

かくのごとし、このとおりとなるが、如是法と同義で考えるべきだという。すべての根本の在り方を如是法である。如是、如是でそのまま、そのままと、Let it be, let it beというようにも捉えることができるようだ。そのものをそのま ...
無着(むじゃく)

着は執着、すなわち執着するなと。勿嫌底法(嫌う底の法なし)である。茶道にあっては、”お好み”の世界である。道具への”こだわり”、一味違うといったことに面白さを感じる文化という側