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今日を全力で生きる。明日はない。昨日もない。

茶人と禅僧のやり取りに由来する言葉です。

唐代・宋代の禅書ではなく、近世の日本で用いられ、禅語として使われるようになった言葉です。

出典と意味を確認していきましょう。 ...

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大自然にあって気づく、世の中には道徳も規範も本来ない

出典が禅書でなく、漢詩を元にした禅語です

しかし、実に禅味の強い、すがすがしい境地を示す言葉として理解できます。

まずは元の漢詩からみて、その後に禅の文脈で意 ...

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「溶けて消え去らないものがある」が本義(こうろいってんのゆき)

「紅炉一点雪」は、火にかかってあっという間に消え去ってしまう一片の雪を表わした言葉です。

はかなく美しいさまがイメージできますが、禅ではその姿かたちに捕らわれな ...

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(さいほうたんしょうにまう)
禅問答における皮相だけをみた誤回答

「彩鳳舞丹霄」は色鮮やかな鳥である鳳凰がオスメスつがいで美しい空を舞っているという、めでたい様子を謳った言葉です。

しかし、禅語としての文脈は少し異な ...

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「邪」の解釈が儒教と禅では少し異なります(おもいよこしまなし)

本日は「思無邪」を取り上げます。

孔子の短い言葉ですが、禅でもこの言葉は度々用いられます。

しかし、儒教と禅宗では少し解釈が異なります。

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冬の情緒が漂う禅語です。その情感を味わうだけでもよいですが、その含意を掴めれば味わいは倍増します。まずは読み方からです。

読み方

雪裏(せつり)に高節(こうせつ)を見る、と読みます。

見(あらわ)すと読んでも構い ...

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「松寿千年翠」は正月の掛物で使われます。

松は、寒い冬に緑の葉のままで強い生命力の象徴であるため、正月のめでたさを祝うにあたって用いられます。

同じく冬の緑を喜ばれて竹、また真冬に咲く梅と合わせて、松竹梅が冬、 ...