「紅炉一点雪」の意味:一瞬で消え去るはかないもの
「溶けて消え去らないものがある」が本義(こうろいってんのゆき)
「紅炉一点雪」は、火にかかってあっという間に消え去ってしまう一片の雪を表わした言葉です。
はかなく美しいさまがイメージできますが、禅ではその姿かたちに捕らわれな ...
泥仏不渡水 神光照天地の意味「大切なのはモノではない」
(でいぶつどろをわたらず しんこうてんちをてらす)
「泥仏不渡水 神光照天地」はそれぞれ単独に使われることの方が多い禅語です。
泥仏不渡水は「金仏不渡炉」 「木仏不渡火」と合わせて趙州の三転語として知られている偶像崇拝を否定 ...
「白雲無根」(はくうんはこんなし)の意味:変化しつづける雲のようにこだわりなく清々しく生きる
読み方と意味
白雲(はくうん)は根(こん)無(な)しと読みます。口語体にして、「白雲に根っこなし」でも全然構いません。直感的に意味が取れること、語調がよいことが使う上では大事だと思います。
意味は雲は留まることがなくて常に動 ...
「物外」(もつがい)の意味:物質的な豊かさを超えた境地へといざなう
読み方と意味
物外は「もつがい」と読みます。意味は物理的なものの外側という意味で、物質的な豊かさではなく精神的に充足された境地のことを言っています。つまり、端的にいえばお金で買えるもの<お金で買えないもの、ですよねという価値観を確認する ...