「雪裏見高節」(せつりにこうせつをあらわす):逆境でこそ問われる真価。困難に立ち向かう姿こそ美しい
冬の情緒が漂う禅語です。その情感を味わうだけでもよいですが、その含意を掴めれば味わいは倍増します。まずは読み方からです。
読み方雪裏(せつり)に高節(こうせつ)を見る、と読みます。
見(あらわ)すと読んでも構い ...
「松樹千年翠」(しょうじゅせんねんのみどり)の意味:冬の緑をたたえる松に、永遠の生命力をみる
「松寿千年翠」は正月の掛物で使われます。
松は、寒い冬に緑の葉のままで強い生命力の象徴であるため、正月のめでたさを祝うにあたって用いられます。
同じく冬の緑を喜ばれて竹、また真冬に咲く梅と合わせて、松竹梅が冬、 ...
「楽亦在其中」(楽しみまたそのなかにあり)何が起きても立ち上がれる。レジリエンスの低い人へ贈る禅語
読み方と意味
楽(たのしみ)は、亦(ま)た、其(そ)の中(なか)に在(あ)り。
意味楽しみは何でもない素朴のなかに見出すことができる。
出典論語の述而篇です。
子曰く、疎食を飯い水を飲み、肱を曲げて之 ...
大憤志(だいふんし)
志を持って、決して退かないこと。これなくして、ことは得られないと。ことを得るまで続ければよい。志といってしまうと精神論のような話になってしまいがちである。意思が強い、弱いとか。そうではなくてあくまで結果論なのではないだろう。得られるま ...