大道無門の意味「悟りの道にはどこからでも入れる」
大道無門(だいどうむもん)は、「禅の悟りの境地を意味する大道には特に入口がなく、だれでもいつでもどこでも入れるよ」という意味です。
禅問答をまとめた禅書「無関門」の序文を飾る非常に重要な言葉です。 ...
也太奇の意味「なんてすばらしいんだ!」
昨日までと同じ世界が違って感じられたときの禅語
「也太奇」は読みづらいですが、「やたいき」と読みます。
「なんと不思議なことだ」という意味ですが、どんな不思議に際しても使う言葉ではありません。 ...
「遍界不曽蔵」(へんかいかつてかくさず)の意味:世界は常にまったく明らかである、うまくいっている。世界を信頼し、安心を得るための禅語
世界の不公平や「自分だけが損をしている」という思いかられた時に唱えるよい禅語です。心を明るく、落ち着かせてくれる禅語です。
読み方と意味「へんかい、かつてかくさず」と読みます。
直接的な意味は「この世界は、本当 ...
「当処すなわち蓮華国」の意味:極楽浄土はあなたが今いるその場所である
当処(とうしょ)すなわち蓮華国(れんげこく)と読みます。今自分がいる場所が理想の地であり、極楽であるという意味の言葉です。この言葉が言いたい本質的な意味を考えていきましょう。
この言葉が言いたいことどこか遠い国に理想がある ...
「清光無何処」(せいこういずれのところにかなからん)の意味:清き光はどこにあるのか、至るところにあるではないか。刮目せよという禅語
清光無何処は「せいこういずれのところにかなからん」と読みます。虛堂録には上の句があって、「此夜一輪満、清光何處無です。上の句は「このよいちりんみちて」です。
続けて訓読みすると、「この夜一輪満ちて、清光いずれの所 ...
「無隠」(むいん)の意味:仏の教えは、一切隠すところがなく明らかであるという禅語
禅語「無隠」について解説していきます。
無隠は「むいん」と読みますが、「隠すところ無し」と訓読みしても差し支えありません。
正々堂々隠すところなしという意味ですから、そのままこそこそ隠し事をするのは止めようと理 ...
「処処全真」(しょしょぜんしん)の意:探し回らなくても、至るところに真実があるよという禅語。
古くて難しい本を読む必要はありません。苦しい修行を積み重ねる必要もありません。遠くどこかに出かけていく必要もありません。だれか偉い人の話に聞き入る必要もありません。静かに座って心を落ち着かせよ。自分自身のなかに仏を見出せ。
福寿海無量の意味「幸せの集まった無限の海」
(ふくじゅかいむりょう)
「福寿海無量」は、掛け軸や書道、茶道などでよく用いられる非常に人気のある言葉です。
観音経というやさしいお経のなかでも、分かりやいハイライトとなるフレー ...