「言語道断」の意味:言葉の限界を知って、言葉を断ち切ろう

読み方

ごんごどうだん 

意味

今日は「ひどいありさまで論外である」という意味で使われることが多いです。

 しかし、本来は「仏教・禅の“道”を求めるにあたって、言語は邪魔になる」という意味です。

類語

不立文字

禅では「言葉の貧しさ」を強調します。

冷暖自知

禅では、自分でやってみること、感じることを重視します。 

教外別伝

教科書ではななく、学びの場、師匠と過ごす時間といった修養の空間全体での体得以外を認めません。 そのようにして、絶対的な体験(自分で体験して得たことなのでどのようにも否定しがたい)による自信を基礎とする宗教が禅です。 

自灯明

 自灯明、自由 、随處作主といった禅語からも、禅が「自己」の確立を大切にしていることが分かります。

日常実践:言葉を軽視するとは

言わないこと

何かをするにあたって、言葉を排して実践のみに集中します。つまり、 

・理論や理屈 

・愚痴や言い訳

を言わないということです。

聞かないこと

・本から学んだり

・ 人から学んだり

するものは大したものではない(かんしけつ)、と自分でやってみることを優先します

まとめ

「言葉は歩むべき道を遮断してしまう」という危機感に立って、黙々と日々実践に努めましょう。