母と実家の片付け。ゴミ屋敷にしない親との対話
捨て活から「終活」へ。
実家の片付けに悩まられる方も多くいらっしゃいます。
ライターの美咲まき子さんもその一人。
ついついモノを大切にしてしまうお母さんとの実家の片付けを、レポートしていただきました。
広告代理店のメディアプランニング部署で約20年勤務した後、現在はフリーライターと整理収納コンサルタントのパラレルワークをこなす。詳細はこちらから。
「終活」の本当の意味をご存じですか?
「終活」とは、人生を終えるための活動、事前準備のこと。
身の回りの整理、財産相続の準備、葬儀や墓の準備など、高齢者が自分自身で備えることで、残された身内の負担を減らすことが目的です。
人生のエンディングに意識を向けることで「今後の人生プランを見直す」「今をより良く生きる」という前向きな意味もあります。
片付けられない母との捨て活を始める
私の母は、今年80歳。
モノが少ない時代に育った世代であるが故、何でも溜め込む性分で、チラシ1枚、空瓶1個さえ捨てたくないほど重症の「もったいない」症候群です。
だから実家にはモノがあふれて大変なことになっていました。
母の気持ち、親世代の性分
チラシや新聞の切り抜きが至る所に山になり、
100枚以上あろうかというメモ書きが壁に折り重なるように貼り付けられ、
リビングには壊れて動かない巨大なマッサージチェアや、
使ってもいないガラステーブルが鎮座しています。
たまに帰省した私が、少しでも片づけようとすると、「これは必要だから」と母に止められるという、手も付けられない状況でした。
母から「捨て活したい」と突然の申し出
そんな母が今年の春、急に「捨て活」したいと言い出したのです。
これまで私が何度提案しても、あまり耳を貸すことはなかったのに、
何か心境の変化でもあったのでしょうか。
心境の変化のわけは?
どうやら母の中でもかなり気になってはいたらしく、
「人を呼んで一緒にお茶もできない」
「モノが片づかないと、その先の楽しい生活へと進めない」
と感じたようです。
これは捨て活の好機!
モノであふれた部屋が、母にとっては頭に乗った重石、ストッパーのようなものになっている様子でした。
捨て活の心構え
捨て活の気持ちの整理については、こちらも参考にしてみてください。
母との対話は難しい
終活 Day1:
実は、私はプロの整理収納アドバイザーです。
いろいろなご家庭を見ているので、30分程度一緒に作業すれば、片付けにどれくらいかかるかを概算することができます。
このままだと何年もかかってしまう!
作業を開始してすぐに、母のペースと物量から
「これは数年もかかる・・マズイな」と感じて焦りを覚えはじめました。
彼女はなかなか作業に取りかからないどころか、少し経つと気を逸らして別のことをやり始めたり、その場からいなくなったりと真剣味がなく、まるで他人事なのです。
片付けが進まないストレス
そして、必要のないもの、数年忘れていたようなものでも、捨てようとすると必死で抵抗して来ます。
アレも捨てない、コレも捨てない!捨ててはダメーーッ!
「子どもかッ!!」と言いたくなるほど。
・・・これでは全く結果を出せません。
時には喧嘩にまで発展
時間はいくらあっても足りないのに、1つ捨てようとする度に、数分揉めることさえある。
当然、私の言葉もキツくなり、力づくでもという態度になって行きました。
どうでもいいようなモノを2人で奪い合い(私はゴミ袋に入れ、母はそれを取り出す、という行為を数回繰り返す攻防戦)、声を荒げて喧嘩になる、そんな場面まで出て来ました。
終活が終らない予感!
母のペースに付き合っていたら、本当に何年かかっても終わりません。
ホンキで取り組まなければ、最後まで終了できず途中で死ぬこともあり得るかも、と思いました。ガラクタを大事にするあまり、誰も家に呼べないままガラクタの中で1人死ぬなんて、悲しすぎますよね。
実家の片付けは短期決戦
だから、なるだけ時間をかけず一気に片づけて、早くその先の楽しい生活にシフトして欲しい、遊びに来た友達とゆっくりお茶をしたり、広い部屋で快適に過ごしたりして欲しい、と思ったのです。
今回、私が実家で手伝えるのは、4日間だけ。
短期で仕上げないと!と焦る私とは対照的に、母はのらりくらりの状態でした。
自分のエネルギー量に合わせて、物量を調整する
モノを「友達」に例えると分かりやすいかもしれません。
仲良くできる友達の人数って、限界がありますよね?
5000人も、1万人もの顔と名前を覚えて、1人1人と手厚くつき合うなんて不可能です。
モノも同じことで、身体が一つしかないのに数万点のモノとおつき合いすることは出来ないのです。
モノがご飯だとしたら
例えば、モノを「ご飯」に例えてみるのも分かりやすいでしょう。
若い時には茶碗3杯をペロリと食べていたのが、高齢になると茶碗1杯でお腹いっぱい。
若い時と同じ感覚で茶碗3杯のご飯を炊いていたら、毎日2杯余って腐ってしまう。
それを捨てずに毎日溜め続けている・・というイメージでしょうか。
加齢に合わせたエネルギー配分が必要
高齢になってくるとエネルギー量が低下します。
そうなると、今までケアできていたモノでも、ケアできなくなってきます。
処理量が減っているのに、それまでと同じ仕事量や物量のままでは当然、処理できない分がどんどん溜まっていきます。
だから、自分のエネルギー量が減って来ていることを理解して、それに合わせて徐々に物量を減らしていくことが大事なんです。
今使っていないモノは、一生使わない
もし、今使っていないものがあるなら、そして2年以上、表に出していないのなら、
きっとそれは一生使うことのないモノです。
「2年間の法則」
なくても困らないから2年間も登場しないわけで、「使おう」と強く意識しない限り、この先一生機会はないでしょう。
防災グッズなどの一部例外を除いて、私の経験上では殆どこの「2年間の法則」に当てはまります。
母の使っていないモノ
母の場合も同様、何十年も使っていなかったモノが、掘れば掘るほどどんどん奥から出て来ました・・・
「これは、いつ使うの?」
「どんな場面で使うの?」
そんな質問を繰り返しながら、振り分けて行きます。
振り分けるも何も・・本当はこの先も使わないのは明白です。 今すぐ捨てるカテゴリー行きなのですが、確認しながら進めました。
フェイスタオル事件
ただ、フェイスタオルがわんさか出て来た時は、さすがに言い放ってしまいました。
「こんなにタオルを溜め込んでも、一生かかっても使い切らないよ。」
言わなければならないこともある
あと何年生きるか分からない母に対してこんなセリフを言うのも心が痛いけれど、痛みを伴って理解してもらわないことには、手放せないし、生活を変えられない。
厳しいけれど言うしかありません。
今まだ身体が動くうちに、一刻も早く快適な暮らしにシフトできるように。
整理整頓しないと大変なことに
モノは、人のために、プロダクト(生産)されました。
仕事や暮らしを便利にしたり、快適にしたり、
何か良いことをもたらすために生み出されました。
モノは、人のために存在しています
でも、それが逆転している場合があります。
これは、人間よりもモノが主役になっている例でしょう。
- 大きな家具に圧迫されながら、狭い部屋で暮らしている
- モノがあふれる部屋でリラックスできない
- 洋服の夏/冬の入れ替えに、毎年すごく時間を費やしている
- あまり好きではないけれど、捨てるのはもったいないので使っている
- いただき物だから、捨てるのは申し訳ない
母の場合も、ガラクタに自分の時間を使い過ぎて、いつも忙しくしていました。
モノは、人のエネルギーを吸うことで存在している
そのモノが自分を快適にしてくれるなら、気分をアゲてくれるなら、保持してもいい。
けれど、自分の時間やエネルギーを奪うもの、気分が下がるものならば、どんなに高価だったとしても、惜しくても、保持しない方がいい。
自分の本来持っているエネルギーが下がる方がマイナスです。
モノは、人のエネルギーを吸って存在している。
私はそんな風にも考えています。
モノが多いとエネルギーを沢山与えることになってしまう、だから少ない方がいい、と考えます。
モノは、人のエネルギーを吸って存在している。
一方で、自分と共鳴してエネルギーを上げてくれるモノもある。
そういう素敵なモノに巡り合ったら、大切に保持したい。選択の基準は、そこに置きます。
使えるかどうかでも、必要かどうかでもなく、「自分のエネルギー(気分)を上げてくれるかどうか」。
それを基準にしたらいいと思います。
消耗しないで!
人間関係でも、気の合わない人とムリして付き合うと消耗するし、
好きな人や相性の良い人と一緒に居ると楽しく感じますよね。
同じように、気の合うモノとお付き合いすることでストレスがなくなり快適さが手に入ります。
ゴミは捨てなければならない
終活 Day2:
さて、話を母に戻します。
急かしてもなかなかペースの上がらない母の背中を押し、手を引っ張るようにして、私から気になる箇所を提示して進めて行きました。
<2日目に捨てたもの>
- ペットボトル
- 食品パック
- ジャム瓶
母がペットボトルを手放した!魔法の言葉
この日は、以前から気になっていた「食品パック」と「空のペットボトル」に取り組むことに。
まず、空のペットボトルをダイニングテーブルの上へ集めると・・出るわ、出るわ・・テーブルに乗り切らないほど。
彼女にとっては、ペットボトルも、もったいなくて捨てられない対象なのです。
捨て活が進んだこの一言
しかし、この一言で、彼女はペットボトルをあっさり手放しました。
これぞ魔法の言葉!
「ペットボトルって、身体に悪いって知ってた?
有害物質が溶け出す可能性があって、再利用不可って書いてあるよ」
健康オタク&心配性の母にとって、“身体に良くない” はキラーワードだったようです。
一体、何人で暮らしているの!?
次に取り組んだのは、食品パック。
ペットボトルにも勝る圧巻の量です。
あらゆる戸棚や引き出しの中から、これでもかというくらい続々と出て来ました。
当然、ダイニングテーブルだけでは収まらず、床の上にまで広がります。
「これは、10人家族分あるね!笑」と投げかけると、母もバツが悪そうに笑います。
整理しましょう!
1人暮らしの量ではありません。
渋る母を乗せに乗せ、約7割を捨ててもらいましたが、
それでもまだ、4人家族分くらいはありそうです。
これも困りましたが、
家庭科の教員でもあった母は食べることが大好きで、食品やキッチン用品をキープする傾向があるようです。保存食やお菓子も、1人暮らしとは思えないほどストックがありました。
冷蔵庫も3台あるのにすべてパンパン、どこに何が入っているのか探すのに難儀しますが、今回はスルーします。
切ないけれど、受け入れねばならないこと
食品パックが終わり、次はジャム瓶類です。
これまたダイニングテーブルの上いっぱいに・・
「これは何人家族かな~?」と投げかけると、
今度は母も「そうね… 5人家族かしら。笑」と乗って来ます。
ペットボトルと食品パックで弾みがついたのか?意外に抵抗なく、9割を捨ててくれました。
昔は使っていたが、
昔はジャムをよく作っていたけれど、最近全く作らなくなったこと、作る体力がなくなって来たことに本人としても自覚があるのでしょう。
私よりもきっと、本人がもっと切なく感じているだろうけれど、できないことが増えていくこと・・・
これも受け入れなきゃいけない事実です。
片付けが加速し始めた
終活 Day3:
私の強引さに引っ張られてしぶしぶ動いていた母でしたが、転機が訪れたのは3日目でした。
母のスイッチが入った瞬間!?
冷蔵庫上の収納棚の中に、何年経つか分からないようなお菓子が並んでいます。たまに食べることもあるのだろうか?
聞いてみると、全く食べていないと言います。
チョコレート事変
いかに腐らないチョコレートや飴とはいえ、
さすがに数年経っては気味が悪くて口に入れる気がしません。
そこはやらなくていいから、手を付けるな、と抵抗する母を押しのけて恐る恐る御開帳。
食料品の経年劣化
すると・・飴ちゃんはことごとくトロけてベトベトに。
チョコレートは脂肪が浮いて白っぽくなっている、手作りジャムはどす黒く変色、etc..etc…
聞けば10年以上触っていない様子、さすがに変質しますよ!!!泣
これを食べるの!?
変色したジャムに対してさえ「もったいない病」が発動する母。
後で食べるから置いといて、とな!? 信じられません!!
最後に、収納棚を拭こうと移動したところ、その下がカビだらけ!
ゾッとした私は思わず「ギャーッ!」と声が出てしまいました。
後で食べると言っていたものを、ようやく捨てはじめたのです。
10年も経てば、味は落ちるし、既に死んだ食べ物です。
しかもカビた収納棚に入っていたものですから・・。
母の気持ちの変化
カビのインパクトが母のスイッチを押してくれたのか?
この辺からにわかに、母が潔い態度を見せはじめました。
一瞬耳を疑いましたが、母の気が変わらないうちにと急いで玄関先に運びました。
戸棚を拭いて設置しようとすると「それ、捨てようか」と自ら言って来たのです。
本当の片付けスイッチ発動!?
さて、キッチン周りで目立っていたものが終わり、今度は廊下付近です。
靴の箱や良く分からないものがいろいろと積んであります。
足のカタチが変わって履けなくなった靴ばかり、新品同様のものもありましたが、履けないなら仕方がないとドンドン捨てはじめました。
思い出の後始末
母が若い時に履いていた、綺麗に手入れされたオシャレなパンプスも出て来ました。
(40年位昔のものです、何と物持ちの良い人なのでしょう・・)昔の靴や洋服が捨てられないのは、若い時の自分を忘れたくないから、なんですよね。
使わないからやむを得ない
母にとって、昔のパンプスを手放すのは、どんな意味があったのだろうかと、今さらながら情緒もなく追い立てて、捨てさせてしまった自分を反省したりしますが。
シロアリ事変
捨て活をスタートして3日目の夜、残り1日に迫ったところで本物のスイッチが入ったように見えました。
それを後押ししたのが、シロアリです。
廊下の突き当りにあった納戸を久々に開けたところ、床が腐っていて、恐らくシロアリも入ってボロボロになっていたのです。
黙々と捨て続ける
夜も遅い時間、暗い中で母は1人黙々と処理をしていました。
そして終わった頃には、折り畳みテーブルやら、使えないオーディオやら、壊れた収納グッズやら、今までどこにあったの?と思うような物を出して来ました。
思えば、このあたりから母の中で「捨て活」ではなく「終活」に切り替わったのではないかと想像します。
ゴミは遺品にはならない
「捨て活」ならば残しておきたいモノでも、「終活」を意識した瞬間に、残しておけないモノになる。
沢山のゴミを前にして、今やらないとヤバイかもと体感したに違いありません。
ゴミは遺品にはならない
最初は執着の鬼となっていましたが、捨て始めるとどこかで諦めと手放しが起こります。
そして一旦それが起こると、捨てることに少しだけ爽快さを覚え始めるのです。
爽快さの方が勝ってくるのはもう少し先のことでしょう。
スロースタートながらも、母の粘り強さに心の底で感動を覚えた次第です。
実家の片付け終盤戦へ
終活 Day4:
当初の天気予報は、4日間ずっと雨でした。
ゴミを車に積む際に濡れてしまうので、4日間作業し、最後の5日目にゴミ処理場へ運搬、その足で実家を後にする予定でした。
晴天に応援される
直前まで大雨の予報でしたが、実家に来てみれば曇りor 晴れという恵まれた天候に。
ピンと来て、ゴミ処理場への運搬を急きょ、3日目に繰り上げて決行しました。
それがなんと大当たり。
1回で終わらせるハズの運搬でしたが、予想外に大量のゴミが出すぎて2回行くことになり、繰り上げておいて正解でした。
ゴミの運搬は大変
2回とも、スーツケースさえ積めないほどパンパンになったので、5日目の帰りがけに運搬なんて到底無理でした。
やっぱり直感に従うと、うまく行くものです。
ここでもダブル晴れ女パワーを発揮した~!天が私達の「捨て活」を応援してくれたね~!と、2人で自慢し合って喜びました。
亡き父から、おこづかいが来た!?
もう1つ、ラッキーだったことがあります。
父の遺品を整理していた時、カバンから小銭が沢山出てきました。
集めてみると、15,000円くらいあったのです。
お父さん、ありがとう(笑)
これはきっと、父からのお小遣いでしょ⁉‥と素直に使わせてもらうことに。
今回、ゴミ処理場に2回行き7,000円支払い。
それから、2人で外食を数回。
ホンキの捨て活中は、家が荒れる&疲れるので、料理を作る気も起きません。
ぴったり使い切った!
終わってみれば、まるで最初から計画されていたかのように、支出合計がだいたいちょうど15,000円となりました。
これはやっぱり、父からの応援と思わざるを得ません。
今回の片付けは一旦終了、次回また頑張ろう!
4日目でひとまず終了し、5日目は帰るだけの日になりました。
片付けで気分よし!
終活 Day5:
運搬作業がなくなり、ゆとりが出来たので、父の残り資金で豪華ご褒美ランチへ。
お庭が素敵な和食に行きました。
一緒にやった充実感ある作業
母も私もやっとリラックスでき、美味しく楽しい食事となりました。
勢いでオシャレカフェにもハシゴ。
激しい喧嘩をすることもあったけれど、ぶつかりながらでも一緒に手を動かすことには
大きな意味があったと思えます。
身体を動かすことがすべて。
結局、これに尽きるのではないでしょうか。
- アレコレ考えるより先に身体を動かすこと。
- やりながら実感すること。
先に身体を動かせば、後から意識が追いつきます。
モノをぜんぶ出して目の前に広げれば、「こんなにあったんだ」と実感します。
虫がわいたり、カビたり、腐ったりしているのを目にすれば、グズグズ迷うヒマもなく、潔さとスピードが加速することでしょう。
母と実践したこと
全部出して、全体を目で見て、手で選り分けて、ゴミ袋に入れて、運んで・・
この繰り替えしの身体を使う作業によって「捨てる」動作が身体の中に浸透して行きます。
捨て活のコツを1つお伝えすると、明らかなゴミから取り組むことです。
新聞、雑誌、ペットボトル、空瓶など、何でも良いので「ゴミ認定」したものから処理していくことで「捨てるリズム」に乗ることができます。
捨て活から「終活」への第一歩
母の、捨て活ならぬ「終活」はまだ始まったばかり。
私の見立てでは、今回の10~20倍はまだモノが隠れている、と考えています。
これからしばらく母一人でコツコツ続けることができるのだろうか?
心配だけれど、その心配も手放すしかありません。
また来年に再開します
東北の田舎はこれから冬に入り、大規模な片づけをしにくい状態になります。
私が手伝えるのも来春以降。
本当はあと1カ月でも居たいくらいだけれど、今回はここまで。
また来春にがんばろうね。
どうか、それまで元気でいてね、お母さん。
まとめ
以上、母の捨て活から「終活」へ、変化レポートでした。
最後まで読んでいただき本当にありがとうございました。
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