日出乾坤耀(ひいでてけんこんかがやく)
月の宗教とも言えるほど太陽よりも月を比喩として用いることの多い禅では、珍しい太陽をテーマとした禅語です。
出典まずは出典から確認していきます。
古尊宿語録 ...乾坤只一人(けんこんただいちにん)
強い自分、独力を大切にする禅の言葉です。
孤独は寂しいですし、自力で何とかするというのは大変なことです。
しかし、そこにこそ本当の「生」があると考える禅の醍醐味にかなり直接 ...
坐一走七(いちにざししちにはしる)の意味
静と動を大事にする禅の言葉です。
沈思座禅することと、日常生活・実社会で精力的に活動することをともに大切にする禅の宗風が表されています。
坐一走七の意味「いちにざししちにはしる」と読みます。
「ざい ...
回光返照・回向返照の意味「自分自信に光を当てる」
座右の銘として使える禅語
座右の銘として用いられる禅語「回向返照」の解説記事です。
「回向返照」も同義で、読み方はいずれも「えこうへんしょう」です。
出典の臨済録では「回向返照」が用 ...
也太奇の意味「なんてすばらしいんだ!」
昨日までと同じ世界が違って感じられたときの禅語
「也太奇」は読みづらいですが、「やたいき」と読みます。
「なんと不思議なことだ」という意味ですが、どんな不思議に際しても使う言葉ではありません。 ...
明珠在掌の意味「大切なのはモノは手の中にすでにある」
(みょうじゅたなごころにあり)
明珠在掌は「みょうじゅたなごころにあり」と読みます。原典における意味は「あなたの手の中に明鏡がある」です。今日一般的には「あなたの手の中にあ美しい珠がある」という意味で ...
天上天下唯我独尊は座右の銘として使ってよいか
類語や言い換えから導く良い意味
漢字の並びを見ても非常に強い印象を与える言葉です。時に自分勝手(セルフィッシュ)という意味で使われることも多い言葉です。
この言葉は座右の銘として使 ...
「楽亦在其中」(楽しみまたそのなかにあり)何が起きても立ち上がれる。レジリエンスの低い人へ贈る禅語
楽(たのしみ)は、亦(ま)た、其(そ)の中(なか)に在(あ)り。
意味楽しみは何でもない素朴のなかに見出すことができる。
出典論語の述而篇です。
子曰く、疎食を飯い水を飲み、肱を曲げて之 ...
「自灯明」(じとうみょう)の意味:自らが明かりとなって世界を照らせという啓蒙の言葉
「じとうみょう」と読みます。釈迦最後の言葉と言われています。意味としては自ら明かりを灯せということで、裏を返せば、「私はあなたを照らすことはない」という厳しい一言でもあります。つまり、自分で頑張れという宗教とし ...
閑古錐の意味「古くて先の丸くなった錐(きり)」
(かんこすい)
閑古錐は「かんこすい」と読みます。古い錐(きり)のことで長く使っていないもの、すっかり鋭さを失った錐のことを言います。
茶道の掛け軸、書道、お店の名前・屋号で ...
在眼前(眼前に在り、がんぜんにあり)の意味
「大切なものは目の前にある」という禅語です。
人はついつい、自分で自分の目を隠してしまい、大切なものを見失ってしまいます。
大切なものは目の前にあるにも関わらずです。
解説施無畏(せむい)
畏れ(おそれ)が無くなることを施す。すなわち、恐れなくていいようにしてあげること。観世音菩薩のことを施無畏者と称する。誰しもに不安がある。怖いという気持ちがある。それは何に対する恐れなのか、それは人それぞれである。上司や先輩が怖いとい ...
無着(むじゃく)
着は執着、すなわち執着するなと。勿嫌底法(嫌う底の法なし)である。茶道にあっては、”お好み”の世界である。道具への”こだわり”、一味違うといったことに面白さを感じる文化という側